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長岡技術科学大学の編入の過去問・倍率・難易度

長岡技術科学大学の編入試験について紹介する。

過去問の入手方法

過去問は公式サイト長岡技術科学大学-過去問題に掲載しており、郵送でも入手できる。

また、長岡技術科学大学は高専生にとって有名な編入先のため、過去問は高専の図書館や学生課に数年分保管されている。

入試倍率

平成28年度の入試選抜の実質倍率を紹介する。(実質倍率とは受験者数/合格者数)

推薦入試

長岡技科大の推薦入試の倍率
志願者数 受験者数 合格者数 実質倍率
機械創造工学課程 48 48 49 0.98
電気電子情報工学課程 63 63 56 1.13
材料開発工学課程 16 16 17 0.94
建設工学課程 11 11 11 1.00
環境システム工学課程 8 8 10 0.80
生物機能工学課程 14 14 14 1.00
経営情報システム工学課程 12 12 11 1.09

(合格者数は、回し合格者を含む)

長岡技術科学大学の入試に関する資料をもとに推薦入試の実質倍率の推移を作成した。下のグラフのようになる。
推薦の実質倍率の推移

(回し合格制度を採用しているため、倍率1.0未満の学科がある)

一般入試

長岡技科大の一般入試の倍率
志願者数 受験者数 合格者数 実質倍率
機械創造工学課程 95 70 61 1.15
電気電子情報工学課程 173 123 83 1.48
材料開発工学課程 67 45 34 1.32
建設工学課程 42 32 30 1.07
環境システム工学課程 30 16 27 0.59
生物機能工学課程 53 42 46 0.91
経営情報システム工学課程 41 31 22 1.41

(合格者数は、回し合格者を含む)

長岡技術科学大学の入試に関する資料をもとに一般入試の実質倍率の推移を作成した。下のグラフのようになる。
一般の実質倍率の推移

(回し合格制度を採用しているため、倍率1.0未満の学科がある)

平成28年度の入試倍率の詳しいデータは長岡技術科学大学―第3学年入学者選抜試験(PDF)へ。

難易度

編入試験の難易度は低く、入試倍率も豊橋科学技術大学より低い。問題は基礎問題が多く、滑り止めとして受験する学生も多い。

推薦入試は簡単

推薦入試の面接では、受験生の通っている高専の校長が自ら試験官となる。私の在籍していた高専では、1~4年生の成績が平均80点以上の学生に受験資格があった。

私の同級生の体験者によると、ごく一般的な質問のみで簡単だったようだ。敬語が話せないなどの例外を除いて誰でも合格できるでしょう。

高専の教員いわく、私の在籍した高専の学生で推薦に落ちた学生は過去にひとりもいない。よって、長岡技科大の推薦入試は非常に合格しやすい。

一般入試の入試倍率は低いが・・・

前述した一般入試の入試倍率を見る限り、毎年0.5~1.5倍付近を推移しており、他の大学に比べると競争は少ない。

一方、長岡技科大は2015年度から入試制度が変更し、編入試験も2017年度から変更し、以前より合格しにくくなる予定だ。

学校の特徴

同級生の7割以上が高専生

国内の受験生の受入体制は、1年生入学生が80人に対して、3年生編入生は310人。ほぼ高専生用の学校である。

大学院へ進学することが前提

高専からの編入生は学部2年+大学院2年がごく一般的な流れとなる。つまり、高専卒業後に4年間の学生生活を覚悟しなければならない。