高専から難関大学へ進学できる確率
高専の進学実績をもとに、編入試験で高専から難関大学へ進学できる確率を紹介する。
人気の難関大学へ進学できる確率は約3%
記事「高専から大学へ編入者数 約10年後でこう変わった」では、過去の資料から技科大と高専生に人気の大学(東工大や旧帝大(北海道・東北・東京・名古屋・京都・大阪・広島・九州大学))の合格者数の推移を紹介した。(下記の表を参照)
2010年 | 2012年 | 2019年 | 2021年 | |
---|---|---|---|---|
東京工業大学 | 33 | 35 | 32 | 26 |
北海道大学 | 27 | 24 | 31 | 34 |
東北大学 | 46 | 33 | 33 | 32 |
東京大学 | 15 | 14 | 16 | 18 |
名古屋大学 | 16 | 18 | 17 | 24 |
京都大学 | 9 | 3 | 不明 | 不明 |
大阪大学 | 57 | 45 | 32 | 39 |
広島大学 | 31 | 35 | 19 | 29 |
九州大学 | 35 | 28 | 55 | 57 |
長岡技科大 | 362 | 307 | 289 | 305 |
豊橋技科大 | 302 | 356 | 341 | 335 |
(表は高専機構ー就職・進学データ資料をもとに作成)
毎年約8800人の高専生が大学編入試験を受け、その中で毎年約250人が東工大と旧帝大に合格しており、計算すると約3パーセントの狭き門である。つまり40人のクラスで上位1人が行ける大学なのだ。