大学のゼミとは何か
大学では講義の他に「ゼミ」という授業がある。このゼミの特徴やメリット・デメリットを解説する。
ゼミとは少人数制の討論型授業
ゼミとは「Seminar」の略称であり、英語では「セミナー」、ドイツ語では「ゼミナール」と読む。ゼミとは少人数の学生が集まり、教員の指導のもとで、各自のテーマを研究し、発表・討論をする授業である。
下の表はゼミと講義の違いを示したものだ。
(出典:武蔵大学-ゼミの基礎知識)
大学によっては一つの学部で50や60ものゼミがあるが、ゼミを一切体験せずに卒業することも可能だ。
メリット・デメリット
ゼミのメリット・デメリットは以下の通りである。
メリット
- ゼミを修了すると単位がもらえる
- 討論や研究発表の練習になり、就活の訓練になる
デメリット
- 人気のゼミは学生が選抜されて参加できない場合もある
- 大学によってはゼミが必修科目の場合があり、単位を落とすと留年する
中学や高校でもゼミに似た授業はあるが、大学のゼミは本格的であり、進級や就職に関わる重要な授業である。