高専卒業し隊

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偉そうな人ほど能力が低い

私が仕事で関わった様々な人を観察してわかったことは、「偉そうな人ほど技能や知識がない」ということである。そこで、偉そうな人の特徴や、なぜ偉そうな人ほど能力が低いのかを解説する。

偉そうな人ほど能力が低いのは理由がある

偉そうな人の特徴は以下の通りである。

  1. 立場の高い者には媚び、低い者には高圧的な態度を取る
  2. 自慢話が多く、他人の欠点を常に探している
  3. プライドが高いため自分の失敗を認めず、他人に責任を転嫁する

これらの特徴を詳しく紹介する。

立場の高い者には媚び、低い者には高圧的な態度を取る

偉そうな人は自分に自信がないため、自分より立場が高い者に逆らうことができない一方、他人を攻撃することで自分より劣った存在を作り出し、自分の優越性を誇示しようとする。

自慢話が多く、他人の欠点を常に探している

さらに偉そうな人は劣等感を抱えているため、「自分にこれがない、あれが足りない」と常に考え、言わば、常に喉が渇いて苦しんでいる状態なのだ。

よって自分の能力の低さを隠すために、自慢話をして劣等感を軽減させている。

また自分より劣った存在を作り出すために、「お前にはこれができない、あれができない」と他人に不平や不満を述べることが特徴だ。

プライドが高いため自分の失敗を認めず、他人に責任を転嫁する

サッカー元日本代表で引退後にコーチをしていた藤田俊哉氏は、サッカー番組で「自分の失敗を他人のせいにする選手は成長しない」という趣旨の発言をしていたが、他人に責任を転嫁する人は能力が低い傾向にある。

さらに、責任転嫁は「自分を守る」という大きな効果もある。

例えば精神科医の片田珠美氏の著書「自己愛モンスター」には、秋葉原通り魔事件の加藤死刑囚について以下の記述があるが、責任を転嫁することで反省しないという特徴も併せ持つのだ。

犯行後の取り調べで、加藤は「社会が悪い」という言葉を繰り返している。また、母親のスパルタ教育によって自分がゆがめられたとも訴えていた。他者に責任転嫁することで、自己愛を守ろうとしたのである。
(出典:自己愛モンスター)

つまり、自分の非を認めずに責任を転嫁するのは自分を守る効果があるが、同時に、反省しないため能力を伸ばせないのだ。