説教する人ほど頭が悪いのは科学的に根拠があった
私はこれまで何度も説教を受けてきたが、説教する人ほど頭が悪い傾向にあった。その理由を、イグノーベル賞の理論から解説する。
理論的な説明ができない
私は他人に説教をする人を嫌というほど見てきたが、中でも説教が多い人ほど、以下の特徴がある。
- 理論的な説明ができない
- 主張が矛盾だらけ
- 自分の能力を過剰評価している
頭の悪い人は、根拠のある理論的な説明ができない。
その結果、主張が矛盾してくるのだ。例えば「風邪をひいても仕事に来い」と言う一方で「効率的に働け」といった、効率化の観点で見れば矛盾する2つの理論を主張する上司がいたが、確固たる理論にもとづいていないため主張が矛盾してしまうのだ。
さらに厄介なのは、能力の低い人ほど「自分の能力が高い」と過大評価していることである。
能力の低い人ほど自分の能力を高く評価することが科学的に判明
実は能力と自信の関係について科学的に研究されており、下のグラフの通り、素人は専門家よりも自信を持っていることが判明している。
(出典:COCORO NEXT-【赤っ恥注意!】能力が低い人ほど自分を高く評価する?ダニング・クルーガー効果とは。)
この研究は「ダニング・クルーガー効果」と呼ばれ、後にイグノーベル賞を受賞した。
そして、この研究を行ったダニエルとクルーガーは、研究結果から次のように分析している。
能力が低い人は、それ故に自分のレベルを正しく評価することが出来ない。
それ故に、自分の能力がどの程度劣っているのかも分からなければ、他人の力量を正しく測ることもできない。
この研究からわかるのは、「頭の悪い人が理論的な説明ができないにもかかわらず他人を説教するのは、合理的な判断である」ということだ。