悪い商売をして稼いでも幸福にはなれない
私の知り合いに他人をだましたり、他人の物を盗んだりして稼いだ人がいたが、幸福にはなれず、いつも文句ばかりを言って常に不幸であった。心理学の観点から、悪い商売をして稼いでも幸福にはなれない理由を解説する。
いつも文句ばかり
私の知り合いの中に、他人をだまして稼いでいる人がいた。
それでも彼の欲求には満たされず、身近な人の物を盗んで転売し、稼いでいた。
彼は「これはダメだ」「あれはダメだ」と、いつも文句ばかりを言っており、当然ながら周囲の人から嫌われていた。
最後は自殺
そして何が原因かわからないが、彼は自殺して死んだ。
彼の事例から、悪いことをしても幸福感を味わえず、最終的には不幸になることがわかる。
心理学者によれば、幸福感が得られるのは「成長した」「社会に役立った」と思う時
心理学者の古宮昇氏によれば、人が幸福感を得るのは「自分が成長した」または「社会に役立った」と思う時だ。
先ほどの私の知り合いの事例を見れば、「他人をだます」や「他人の物を盗む」といったことは、幸福感を得られる要素(社会に役立った)の逆のことをしており、不幸になるのは当然である。
また彼に限らず、不正をする者は成長する機会を失っており、不幸の泥沼の中にはまっていくことになる。