自転車の安全グッズ
交通事故に遭わないために、自転車の安全グッズを紹介する。
ヘッドライト
自転車の夜間における無灯火運転は交通違反(5万円以下の罰金)であり、さらに相手にケガを負わせた場合は、下の事例のように多額の賠償金が必要となる。
賠償命令2500万円
夜間、前照灯のない自転車で走行していた成人男性が、歩行中の短大非常勤講師(71歳)と衝突。短大非常勤講師には重大な障害(後遺障害1級)が残り、全く仕事ができない状態になった。
(判例:大阪地方裁判所、平成8年10月22日判決)
(出典:チューリッヒ保険会社)
やはり夜間に自転車で走行するときはヘッドライト(前照灯)を装着したほうが良い。そこで、オススメのヘッドライトは記事「走りだすと自動点灯する自転車用ヘッドライトを比較」で紹介したパナソニックの「かしこいランプ」シリーズである。
パナソニックの「かしこいランプ」シリーズは、周囲の明るさを自動で検知し、走り出すと振動で自動点灯する自転車用ヘッドライトだ。
以前、私は手動で点灯させるライトを使っており、街中を走行する時はよく点け忘れていたが、「かしこいランプ」なら自動点灯なので点け忘れの心配がない。
「かしこいランプ」の電池を使用するタイプは電源に単3形乾電池を使うが、乾電池はランニングコストが高いため、パナソニックなどが販売している充電池がオススメだ。
私は実際に「かしこいランプ」と充電池を組み合わせて使っていたが、故障することなく何年も快適に使えた。
テールライト
テールライトは、夜間、自動車やバイクに自分の存在を気づかせるために取り付ける。
このテールライトは、太陽光で充電し、夜間走行中のみ自動点滅するタイプがオススメである。理由は電気交換が不要だからだ。
テールライトをヘッドライト替りに使っている人を見たことがあるが、危険である。
自転車のテールライトは通常赤色に発光するが、赤色は後方を意味するため、むしろ自動車との衝突事故が発生しやすくなるからだ。