自動車教習所の合宿免許の体験談
私は自動車の免許を取るために、教習所内の寮で合宿したが、その時の体験談を紹介する。
合宿免許とは
合宿免許とは、宿泊施設に一定期間滞在し、運転免許取得のための教習を集中して受けることだ。
入学から卒業までの流れ
教習所での、入学してから卒業するまでの流れは次の画像の通りである。
(出展:函館中央自動車学校-入学案内)
自動車学校に入校した日に、視力検査や写真撮影を行う。
そして学科(車の知識を学ぶ)と技能(車を運転する)を同時に行いながら、空いた時間に試験勉強をし、修了検定や卒業検定に合格しなければならない。
なお、法律で教習時間や順序が決められているため、この流れはどこの教習所に行っても基本的に同じである。
学科編
一定数の学科教習を受けた後、模擬試験を受けることで、仮免許の交付や卒業検定を受ける権利を取得できる。
授業は楽
学科教習では、学校の授業のように教科書を見ながら授業を受けるが、私の行った教習所はビデオ中心の講義だったので、とてもおもしろく授業を受けることができた。
授業を全く理解できなくても、出席さえすれば模擬試験を受ける権利がもらえるので、とても楽である。
しっかり勉強すれば1発合格できる
教習所を卒業するには、効果測定や修了検定といった様々な筆記試験に合格しなければならない。
50点中45点以上取らないと合格にならないので難しいが、高専に合格する学力があれば、おそらく1発で合格できるでしょう。
技能編
技能教習では、実際に車に乗って運転することになる。
足元のペダル操作でミス連発
免許を取る際は、操作が簡単なオートマ(AT)車と、操作の難しいマニュアル(MT)車の2種類の内、どちらかを選ぶが、私はマニュアル車を選んだ。
しかし、マニュアル(MT)車特有の足元のペダル操作がうまく行かず、ミスを連発して、何度も補習を受けることになってしまった。
そのため、ユーチューブで、運転方法を解説している動画を大量に見て操作方法を勉強し、運転の知識を大量に身につけていった。
担当教官を変更してからスムーズに
私がいた教習所は担当制なので、毎回ほとんど同じ教官が私を教えていたが、担当教官の態度にいらだち、指導方法も適当なので担当から外してもらった。
すると、次に担当した教官が優しい方だったので、緊張することなく、すんなり運転することができるようになった。
速度をわざと遅くして検定に合格
技能教習を重ねた後、技能検定や卒業検定を受けることになるが、これらの検定では大きなミスをしなければ合格になる。
なぜなら、小さなミスを重ねて不合格になる人は少なく、車をぶつけたり、道路交通法違反で不合格になる人の方が多いからだ。
よって私は、検定中はゆっくりとした速度で走行した。
当然ながら、試験中は試験官から「もっとスムーズに走行してください」と3回も言われたが、たとえ速度が遅くて減点されてもマイナス5点くらいなので、その要求を無視して自分のペースを保って最後までやり通した。
その結果、みごと合格。
卒業は遅れたが、無事に免許取得
免許を取得するのに最短日数より1週間多くかかり、同期で入学した中では最も遅かったが、無事に卒業できた。
その後、警察が運営している運転免許試験場で学科試験を受けて、1発で合格し、その日に免許を取得できた。