日本のノーベル賞受賞者の共通点
日本人のノーベル賞受賞者の共通する特徴を調査し、その共通点を分析する。
全員国立大学卒業
日本人のノーベル賞受賞者全員が国立大学卒業である。また、大学院博士課程を終了した者が多い。
海外勤務・留学経験者
日本人のノーベル賞受賞者の中には海外に留学したり、勤務していた人が非常に多い傾向にある。
ノーベル物理学賞
- 湯川秀樹 :受賞の1年前にプリンストン高等研究所客員教授
- 朝永振一郎:ドイツに留学、プリンストン高等研究所に滞在
- 江崎玲於奈:米国IBM トーマス・J・ワトソン研究所に勤務
- 小柴昌俊 :米国ロチェスター大学に留学、シカゴ大学研究員
- 小林誠 :長期間の海外勤務・留学経験なし
- 南部陽一郎:シカゴ大学教授、その後アメリカ国籍取得
- 益川敏英 :長期間の海外勤務・留学経験なし
7人中5人がノーベル物理学賞受賞前に海外へ留学または勤務している。
ノーベル化学賞
- 福井謙一:長期間の海外勤務・留学経験なし
- 白川英樹:ペンシルベニア大学博士研究員
- 野依良治:ハーバード大学博士研究員
- 田中耕一:長期間の海外勤務・留学経験なし
- 下村脩 :プリンストン大上席研究員
- 鈴木章 :ウェールズ大学やパデュー大学の招聘教授
- 根岸英一:ペンシルベニア大学へ留学、パデュー大学教授
7人中5人がノーベル化学賞受賞前に海外へ留学または勤務している。
ノーベル医学生理学賞
- 利根川進:サンディエゴ校へ留学、マサチューセッツ工科大学教授
- 山中伸弥:カリフォルニア大学サンフランシスコ校客員教授
全員がノーベル医学生理学賞受賞前に海外へ留学または勤務している。
ノーベル文学賞
- 川端康成 :長期間の海外勤務・留学経験なし
- 大江健三郎:長期間の海外勤務・留学経験なし
文学賞は受賞した者の中に海外へ留学または勤務している経験者はいない。
ノーベル平和賞
佐藤栄作:長期間の海外勤務・留学経験なし
(佐藤栄作元首相は非核三原則で受賞したが、その後、ウソであることがバレる。(日本は核兵器を持ち込んでいた。))
ノーベル賞全体
自然科学系(ノーベル物理学・化学・医学生理学賞)を受賞した16人の内12人が海外へ留学または勤務している経験者である。
日本には海外での長期滞在経験のない研究者がたくさんいる中、自然科学系のノーベル賞を受賞する者は圧倒的に海外経験者が多いことが特徴だ。