頭の悪い者は上に逆らわない
頭の悪い者は自分より上の立場の者に逆らわない。さらに上には媚びへつらい、下には横暴にふるまう特徴を持つ。
反抗されるのを恐れて知識人を皆殺しにしたポル・ポト
カンボジアの首相であったポル・ポトは約200万から300万人(総人口の1/4~1/3)の国民を虐殺したが、ポル・ポトがこれほどの数を虐殺できたのは敵対勢力だけでなく、これから反抗しそうな人々まで事前に抹殺したからである。
ポル・ポトが虐殺の対象としたのは「知識人」であった。ポル・ポトは「頭の良い者は反抗してくる」と考え、医師や学校の教員を皆殺しにした。さらに眼鏡をかけている者でさえ「頭が良さそうだから」という理由で抹殺している。
ポル・ポトの理論通り、彼は国民から殺されることはなかった。
一方、頭の悪い者は上の命令に従うことが証明された形だ。
上には媚びへつらい、下には横暴にふるまう
頭の悪い者、つまり自分より立場が上の者に逆らわない者の特徴は、上には媚びへつらい、下の者には横暴にふるまうことだ。下の者から反抗されるのを常に恐れているため、必死に押さえ込もうとして横暴にふるまってしまうのだ。
反対に、上の者に対して従順に従うことで、自らの地位を失うリスクを回避している。
このような者がよく使う手段は大声を出して相手(必ず自分より下の立場の者)を威嚇する行為だが、犬や猫といった動物も敵を威嚇する習性があるため、生存欲求の観点から見れば合理的な行為である。