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卒業研究をうまく乗り切る方法

高専の必修科目である卒業研究、通称「卒研」。時間や労力をかけずに、うまく乗り切る方法を紹介する。

そもそも卒業研究とは

卒業研究、通称「卒研」とは大学や専門学校などで、卒業前に行う研究のことだ。

高専における卒研の存在は、娯楽の延長

研究を真剣に取り組みたい学生は、大学に進学して研究したほうが良いので受験勉強に専念する。

一方、就職希望の学生は、将来自分が研究することがないので、真面目に取り組んでも時間のムダとなってしまう。

結局、私にとって高専で行う卒業研究は娯楽の延長、または、プレゼンテーションや論文作成の練習のような存在だった。

大まかな年間日程

私の在籍していた高専では、卒研の日程は次のようなものだった。

卒業研究の大まかな流れ
学年 内容
4年生の前半 研究室の見学や訪問で、研究内容を見極める。
4年生の後半 [研究室の配属先決定]
1つの研究室に対して人数が定められているため、希望者数が多い研究室は、4年生の成績やジャンケンで決める。
5年生の4月 [研究するものを選ぶ]
研究内容が類似している場合は、ジャンケンなどで決める。
5年生の秋 [中間発表]
5分程度のプレゼンテーションを行い、研究内容を紹介したり、今後取り組みたいことを発表する。
5年生の冬 [最終発表]
30ページ程度の卒業論文を作成する。また、10分程度のプレゼンテーションをする。

99.9%の学生は合格できる

卒研は必修科目であり、この単位を落とすと留年する。また、卒研は5年生で行うので、留年すると就職内定取り消しなどの事態が発生する。

しかし、卒研で単位を落とす学生はめったにいない。

私の在籍していた高専で、(不登校等を除いて)卒研の単位を落とした学生はいない。ただ、九州の高専に、卒研の単位を落とした学生が1名いたようだ。

つまり、適当に研究しても、単位認定してもらえる。

卒研のサボり方

そこで、次のようにすれば卒研をうまくサボることができる。

出席はしっかり取る

出席日数が足りないと、単位がもらえない。また、ちゃんと出席していると、卒研担当の教員から好印象がもらえる。

そのため、卒研の授業にはしっかし出席することが重要。

研究は適当にし、卒論に時間をかける

実験が成功しても、単位が取れるわけではない。実験に失敗しても、失敗した理由を明確に説明できれば単位がもらえる。

卒業論文は提出期限までに作成しないと単位がもらえない。私の場合、卒業論文はA4のレポート30枚が必要だった。同級生にも卒業論文作成に苦戦する学生がたくさんいたが、意外と労力と時間がかかる。

よって、研究には時間をかけずに論文作成に時間をかけるべきだ。

論文の丸写し・捏造は留年処分

論文を引用することは良いのだが、すべて引用することは禁止されている。某公立大学で論文を丸写しをしてバレた学生がいたが、彼らは長期間の停学処分となり、テストも受けられないため、事実上の留年処分である。

同様に、論文の捏造も違反行為だ。

丸写し・捏造は究極のサボり方だが、絶対にしないようにすべきだ。

卒研の良し悪しは、教員次第

教員によって、卒研の対応が大きく異なる。

学生に夜遅くまで研究させる教員もいれば、自由に研究させる教員もいる。

つまり、教員選びが卒研の難易度や多忙さを決定づける。教員の卒研事情について、5年生や専攻科生から事前に聞いて情報収集をしたほうが良いでしょう。