原付免許の取得は簡単!
私は仕事で原付免許が必要になり、原付免許の試験を受けたことがある。体験談をもとに原付免許の取得方法について解説する。
原付免許を取得すると原付バイクが乗れる
原付免許を取得すると総排気量50ccまでのバイク、通称原付(バイク)に乗ることができる。
原付免許は16歳から
原付免許取得の資格は次の表の要件を満たす必要がある。
合格基準 | |
---|---|
年齢 | 16才以上 |
視力 | 両眼で0.5以上(メガネ・コンタクトレンズ使用可能) |
運動能力 | 指・手足・腰などの身体機能に障がいがないこと |
つまり、高専1~2年生から試験を受けることができる。
免許取得の総費用は7,750円
自動2輪車免許の取得費用は11~15万円、普通4輪車免許の取得費用は20~30万円かかる。
一方、原付免許の取得総費用は7,750円(試験手数料1500円+交付手数料2050円+原付講習料4200円)という破格の安さである。
試験は1日で終わる
適性試験(数分)・学科試験(30分)・原付講習(3時間)の3つテストが行われる。試験は朝9時頃から開始し、すべて合格すれば夕方には免許が交付される。
適性試験はすぐに合格する
適性試験とは主に視力検査であり、異常がなければ合格する。
学科試験は正答率90%以上で合格
適性試験に合格すると、学科試験がある。
試験形式
学科試験は筆記試験30分間で交通法規を中心とした文章問題が46問、イラストによる危険予測問題が2問出題される。
合格点
文章問題が1問1点、イラスト問題は1問2点の50点満点の試験であり、45点以上を獲得できれば合格となる。つまり、正答率90%以上で合格である
オススメの問題集
私が使用した問題集は長 信一氏の著書「原付免許完全攻略問題集 」。
長 信一氏の原付免許取得に関する著書は多数あるが、本書はイラストが豊富で理解しやすい。
合格率
合格率は発表されていないがネットでは6割程度と言われている。私が受験した際も6割程度の人が受かっていた。
難易度
一夜漬けで受かる試験とも呼ばれ、難易度は低い。ただ、勉強をあまりせずに受ける受験者が多いため、合格率は6割にとどまる。
例えばアイドルの松浦亜弥さんは17回落ちたそうだ。
動画(テレビCM)を見てもわかるように、松浦さんは免許を持っていないためバイクに乗ったままであり、道を走行していない。CMキャラクターが運転できないのは問題なので、数年でスズキとの契約を切られている。
その後スズキは、代わりにタレントのベッキーさんを起用して、走行シーンを取り入れている。
原付免許は、一夜漬けで受かる試験とも呼ばれているが、人によっては難しい試験なのでご注意を!
原付講習は試験がない
学科試験に合格すると、学科講習と技能講習を合計3時間程度受講する。技能試験はないので、ほぼすべての人が合格となる。
原付免許は運転免許センターで取る
普通4輪車免許や自動2輪車(51~400cc)免許は民間の教習所で取得できるが、原付免許は警察が管理する運転免許センターでしか取得できない。また、運転免許センターは各都道府県で数ヶ所しか存在しない。