原付1種と原付2種の違い
多くの学校では通学用バイクは排気量125cc以下のバイクしか認めていない。バイク通学で原付1種と原付2種どちらにしようか迷う人も多いと思う。その違いを解説する。
法律上の違い
原付1種 | 原付2種 | |
---|---|---|
制限速度 | 30km/h | 60km/h |
公道で走るところ | 車道左側のみ | 車道(車と同じ) |
2人乗り | 禁止 | 可能 |
2段階右折 | あり | なし |
高速道路 | 禁止 | 禁止 |
赤=メリット
原付1種の大きなデメリットは制限速度が30キロ未満と車道左側(下の写真)しか走れないことである。
一方、原付2種は車道で自動車と同じ速度で同じ場所を走ることができる。
保険・税金の違い
原付1種 | 原付2種 | |
---|---|---|
軽自動車税 | 1000円 | 1600円 |
自賠責保険料 | 1万7150円/5年 | 1万7150円/5年 |
車検 | なし | なし |
任意保険 | 7万1200円/年 | 7万1200円/年 |
ファミリーバイク特約 | 可能 | 可能 |
盗難保険 | 9800円/年 | 12800円/年 |
赤=メリット
原付1種も原付2種も125cc以下なので、保険料は一緒だが、軽自動車税が異なる。(軽自動車税は排気量91cc~125ccのバイクの場合)
原付1種と原付2種では総合的な保険料や税金は同じである。
その他の違い
原付1種 | 原付2種 | |
---|---|---|
車両価格 | 10~20万円 | 20~30万円 |
燃費 | 良い | 悪い |
パワー | 小さい | 大きい |
免許取得費用 | 7750円 | AT:6~9万円 MT:8~10万円 |
車種ラインナップ | 多い | 少ない |
赤=メリット
原付1種は2種に比べて免許取得費用が非常に安く、取得日数も非常に少ないことが特徴だ。
校則で乗れないことも
学校によってバイク通学の対応が異なり、
- バイク通学自体を禁止
- 排気量や通学距離で制限
と、2種類に分かれている。排気量の制限により、原付2種に乗れないかもしれない。よって、バイクで通学したい学生は、まず学校に相談をしなければならない