グラフの値は最小限の表示に抑える
1枚のスライドにたくさんの情報を詰め込めば詰め込むほど、逆に伝わらなくなる。伝えたい情報は最小限に書く。
伝える情報は最小限に抑える
下の図は補正前の図と補正後の図の違いである。
伝わる情報が少ないものほど、印象的なものになる。そのため、文字で伝える文章は極力少なくすることが重要だ。
Beforeのスライドでは、横軸と縦軸に数字がびっしりと並んでおり、年代ごとのデータが確認しやすい反面、ゴチャゴチャしており、煩雑な印象を与える。
一方、Afterのスライドのように最小限の情報だけ記載すると、シンプルになり見やすくなる。
次はAfterの図形を解説したものである。
横軸に関して、上の図を見た人は「'08」という表示を見ただけで「2008年」という情報が認識できる。同様に縦軸に関しては、「2008年度は○○万部」と記載しなくても、0と50の関係からおおよその値が推測できる。
なお、「'09」「'10」「'11」の情報も省略可能である。
最終年度の情報は重要視されることが多いため、例外的に値を記載してもよい。