高専退学後の就職の実態
高専退学後の就職の実態を紹介する。
履歴上は高校中退になる
高専に何年在籍しようが、履歴上は中退扱いとなる。5年生で退学しても「中学卒・高校中退」となる。
中退が原因で就職は不利に
私の在籍していた高専の先輩で、4年生を修了後、公務員になろうと就職試験を受けた人がいた。
4年生を修了しているこの学生は、高卒の学力があることを面接官に伝えても、履歴上は「中退」のため認められず、就職できなかった。その後、この学生は高専に復学し、高専卒業後に民間の会社に就職している。
(このサイトの訪問者の情報によれば、公務員試験では、本来、高専4年生修了の場合は高卒扱いとなり中卒扱いとはならない。)
就職しにくい仕事もある
前述したように履歴上は「中退」のため、会社によっては就職しにくい場合がある。
一方、実力主義の会社や経歴不問の会社なら問題なく就職できる。IT企業を中心に、近年は学歴よりも実力重視の会社が増えており、中退しても何も問題とならない仕事も多い。
また、個人事業主になったり起業したりすれば、自分が経営者となるので、そもそも学歴は関係なくなる。