カンニングは全教科0点
誰もが1度は試してみたい、または、試したことがある行動、カンニング。過去の事例や各高専のカンニング事情を紹介する。
全教科0点+停学処分
カンニングがバレると、全教科0点となる。さらに、長岡高専-高専における規律違反に対する停学処分のあり方についての一考察(PDF)で、違反行為に対する処分内容(下の表を参照)を公表しているが、学校によっては停学処分となってしまうのだ。
高専名 | 喫煙 | 窃盗 | カンニング |
---|---|---|---|
A | 7日 | 14日~無期 | 14日 |
B | 3日程度 | 5日程度 | 発覚後の試験期間 |
C | 3日 | 校長裁定 | 無期 |
D | 2~4日 | 1~3週間 | 1~3週間 |
E | 3日 | 5日 | 無期 |
仙台高専 | 3日 | 7日~無期 | 無期(30日以内) |
(表の日数は停学日数)
A~Eまで学校名は公表していないが、東北地区の高専なので、八戸・秋田・一関・鶴岡・福島高専のことである。(仙台だけ名前を公表している。)
驚くべきことは、カンニングは(20歳未満の)喫煙や窃盗などの法律違反より重い処分に規定されていることだ。
証拠さえあればすぐに全教科0点
私の在籍していた高専で、カンニングペーパーが見つかってカンニングがバレた学生がいたが、試験中は机の中を空にしないといけない。
一方、教科書やノートを机の中に誤って入れたままにし、教員が見つけると、本人の意志に関係なく、証拠があるのでカンニングと判断され、全教科0点となる。よって、試験を受ける時は机の中や衣服のポケットに要注意である。
ネットでカンニングを告白した高専生、留年になる
中川淳一郎著「今ウェブは退化中ですが、何か?」によると、高専で起きたカンニングの実話が紹介されている。
中川氏によると、ある高専の学生Aが試験のカンニングをモバゲータウンの日記で告白した。これを見た同級生Bがこの日記のURLをこっそり学校の教員に密告し、カンニングをした学生Aは留年処分となった。
さらに密告した同級生Bは、留年が決定した学生Aの日記を2ちゃんねる上で公開する。
ここから、同級生Bの雲行きが怪しくなっていく。
2ちゃんねる上で密告した同級生Bを社会から追放しようという動きが出始め、同級生Bの学年や所属クラブが特定された。よって学生AもBも被害を受けた形だ。
(私は著書にある単語をもとにネットで調べると、ある高専とは北九州高専であることがわかった。)