英語の民間試験7種を比較
英検やTOEIC、TOEFL、さらに無料の試験まで、英語の民間試験を合計7種類比較し、それぞれの特徴やメリット、デメリットを紹介する。
まずは、英検、TOEIC、TOEFL iBTを比較する
英検 | TOEIC | TOEFL iBT | |
---|---|---|---|
試験方法 |
リスニング、 リーディング、 ライティング、 スピーキング |
リスニング、 リーディング |
リスニング、 リーディング、 ライティング、 スピーキング |
年間の実施回数 | 3回 | 10回 | 約40~45回 |
テスト形式 |
マークシート 面接 |
マークシート |
すべての問題をパソコン上で解答、 スピーキングはマイクで録音 |
試験時間 |
1級2時間50分 準1級2時間半 |
2時間 | 3時間10分~4時間 |
試験会場 | 400会場以上 | 約80都市 | 約90会場 |
検定料(税込み) |
3,000円~9,500円 (級によって異なる) |
5,830円 | 235ドル |
その他の特徴 | ライティング、スピーキング能力を測るには、別途TOEIC S&Wを受験する |
試験が難い、 面接がない |
(2019年度時点)
英検:受験生向け
英検では級ごとに合否を判定する。試験内容が入試に似ており、受験生に向いている試験である。
メリット:
・検定料が安い
・試験会場が多いこと
デメリット:
・試験回数が少ない
・留学や就活の際に、資格を活用できない場合が多い
TOEIC:ビジネスマン向け
TOEIC(トーイック)の試験に学問的な専門用語はなく、ビジネス上の会話や文章が中心であり、ビジネスマンに向いている試験である。
メリット:
・検定料が安い
・試験時間が短い
デメリット:
・ライティング、スピーキング能力を測るには、TOEIC S&Wの受験が必要
・日本と韓国以外では知名度が低く、留学の際に活用できない場合が多い
TOEFL:留学希望者向け
TOEFL(トーフル)はアメリカ系の大学の留学希望者が受ける試験である。学問的な専門用語が多く、試験は難しい。
メリット:
・検定回数が多い
・面接がない
デメリット:
・検定料が高い
・試験が難い
・試験時間が長い
・タイピング能力が必要
次に、TOEIC S&W、GTEC、IELTSを比較する。
TOEIC S&W | GTEC | IELTS | |
---|---|---|---|
試験方法 |
ライティング、 スピーキング |
リスニング、 リーディング、 ライティング、 スピーキング |
リスニング、 リーディング、 ライティング、 スピーキング |
年間の実施回数 | 24回 | 3回 | 40回 |
テスト形式 |
ライティングはパソコン上で解答、 スピーキングはマイクで録音 |
すべての問題をパソコン上で解答、 スピーキングはマイクで録音 |
紙 面接 |
試験時間 | 1時間20分 |
1時間42分~2時間 (CBT2時間55分) |
3時間11~14分 |
試験会場 | 最大43会場 |
約1170会場 (CBT58会場) |
最大90会場 |
検定料(税込み) | 10,260円 |
5,040円 (CBT9,720円) |
25,380円 |
その他の特徴 | 面接がない | 面接がない | 試験が難い |
(2019年度時点)
TOEIC S&W:ビジネスマン向け
TOEIC S&WはTOEICのスピーキング・ライティング版である。
メリット:
・検定料が安い
・試験時間が短い
・検定回数が多い
デメリット:
・開催していない都道府県がある
・タイピング能力が必要
GTEC:コミュニケーションが得意な人向け
GTEC(ジーテック)はベネッセコーポレーションと文部科学省が推進している試験であり、コミュニケーション能力を克服するために設計されたテストだ。団体申し込みのCore、Basic、Advancedの3タイプと、個人申し込みのCBTがある。
メリット:
・検定料が安い
・試験時間が短い(CBT以外)
・試験会場が多い(CBT以外)
・面接がない
デメリット:
・タイピング能力が必要
・留学や就活の際に、資格を活用できない場合が多い
・試験回数が少ない
IELTS(アイエルツ)
IELTS(アイエルツ)はイギリス系の大学への留学希望者か、カナダやオーストラリアなどへの移住希望者が受ける試験である。他の英語の試験と異なり、紙と鉛筆で試験を行う。
IELTSは2種類あり、移住希望者はジェネラル、 留学希望者はより難いアカデミックを受ける。
メリット:
・試験回数が多い
デメリット:
・試験時間が長い
・検定料が高い
・リスニングはイギリス系の発音
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- 無料で何度でも挑戦できる
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TOEFLやIELTSを受け続けるのは多額の費用が必要になるが、EF SETを使って定期的にスコアを算出すれば、その受験時の自分の英語能力を把握することができるので、モチベーションを維持するのに役立つでしょう。