プロの英語上達法2:何度も音読する
18ヶ国語を独学で習得した考古学者、シュリーマンに習う英語学習法を紹介する。
言語を簡単に修得する方法は、音読
エルヴェ・デュシエーヌ氏の著書「シュリーマン・黄金発掘の夢」によれば、
シュリーマンが発見した言語を簡単に修得する方法は、以下の方法である。
- 毎日1時間をあてる
- 興味ある対象について作文を書く
- これを教師の指導によって訂正する
- この訂正されたものを暗記して次の時間に暗誦する
シュリーマンが何よりも重視したものは「音読」であった。平田行雄氏の著書「私はこうして英語を征服した」によれば、
シュリーマンはアパートで長時間大声で音読してた。当時、アパートの部屋と部屋の壁は薄く、隣人からクレームが入りシュリーマンは2回家を追い出されたようだ。
語学をモノにするには、1文につき100回音読する
森沢洋介氏の著書「英語上達完全マップ」によれば、
簡単な短い1英文につき100回音読すると、英語が口から出て耳から入るため「リスニング」「スピーキング」が一石二鳥で覚えられる。しかも、音読には「文法」や「発音」など、あらゆる学習用を含んでいるようだ。
英語を身につけるには、相当な努力が必要
現時点で、日本人が英語を簡単に身につけられる方法は発見されていない。
記事「デタラメ英語教材の特徴」で詳しく書いたが、もし本当に簡単に英語が身につけられる方法があるなら、人件費削減につながるため、全国の英会話スクールや教育機関で採用されているはずだ。
しかし実際には採用されておらず、「音読」などの訓練に耐えて勉強するしかない。