ほとんど働かない仕事
世の中には仕事量の割りには給料が高い仕事や、ほとんど働かない仕事がある。それらを1つずつ紹介する。
製薬会社の工場ラインの監視係
毎日何もせず、製品を見続ける仕事がある。
それは、製薬会社の工場で稼働している機械を監視する仕事だ。機械が故障した時すぐに復旧する必要があり、技術者を配置している。
業務内容はただ生産ラインを見続けることである。そう簡単に機械が壊れるわけもなく、技術者は何もしなくて良い。
にも関わらず給料は良い。給料が高い理由は、かなり退屈な仕事のため何もできない状況から精神的に嫌になり退職者が多いためだ。
高専にも製薬会社からこのような仕事の求人が来ている。「生きがい」や「努力」という言葉が嫌いでお金が大好きな方にオススメだ。
次からは、かつて読売テレビで放送していた「週刊オリラジ経済白書」という番組の「あの店なぜつぶれない?」という特集もをもとに、ほとんど働かない仕事を紹介する。
タバコ屋
お客がほとんどいないにもかかわらず、商店街にタバコ屋は長年存在する。その理由を下の動画で詳しく紹介している。
この特集によれば店主はほとんど働いていないが、1億円の売上と1千万円の利益を得ている。その理由は次の通りである。
ライバルがいない
たばこ事業法により、一定のエリア内に営業できるのは1軒と決められている。コンビニさえ自由に販売できない。しかも、営業の権利を手にする方法は早い者勝ちである。
自動販売機をあらゆる場所に置いている
免許さえあれば雀荘やレストランなどに何台でも置いて良い。また、機械が働いているので、人件費がほとんどかからない。
放送された時とは異なり、現在ではたばこ税がどんどん上がっているため、タバコ屋の売上は少ないでしょう。
自転車屋
大手の自転車販売店「あさひ」や「イオン」とは違い、商店街にある小さな自転車屋は売り場面積が小さく種類も少ない。しかも、お客の前で堂々と新聞を読んでいる店主さえ存在する。
ではなぜ、それほど余裕が持てるのか?
そこには儲かる仕組みがあるからだ。
パンク修理
短時間で数百~千円の料金である。原価は少しなので、ほとんどが利益となる。その他、タイヤ交換等でも同様に利益が大きい。
大口顧客を持っている
近くの郵便局にある自転車やバイクの修理や検査を行なっている。数十台を修理するため、売上が大きい。
一方、大手の自転車販売店である「あさひ」や「イオン」で販売している自転車は利益が少ないようだ。やはり、修理・点検で稼ぐことが鍵となる。
古本屋
年々、書店数は減少している。また、アマゾンなどのオンライン書店が勢力を増してしている中、なぜか古本屋は潰れない。
テレビ局が取材した古本屋は来客数が3日間で14人しかいなかった。しかし儲かる理由は以下の通りである。
出張買い取りの利幅が高い
不要になった本を大量に安く仕入れることができる。適正な価格をつけて販売するため、利益率が高い。
目録販売(通販)の売り上げが多い
倉庫に20~30万冊の在庫を保有しており、通販で適正な価格で販売して荒稼ぎできる。
即売会で売買
主にデパートや地域のイベント会場、その土地の古書会館で行われる。数軒~数十軒の古本屋が集まって、各店大量の本を持ち寄り、大規模なものでは10万点以上の本が集まる。
一般客に加え同業者がいるため、普段売れないような本がたくさん売れる。
取材したお店の売り上げは年間600~800万円である。
最近はアマゾンで古本を安く仕入れ、適正な価格で販売する「せどり」という仕事を個人で行う人も増えている。詳しくは記事「ネオニートになる方法」へ。