身分証明書は卒業までに作る!
卒業後は学生証がなくなり、銀行の口座を開設する場合や検定試験を受ける場合、顔写真付きの身分証明書が必要になる。簡単に安く身分証明書を取得する方法を紹介する。
追加:マイナンバーが最も安い
このページでは身分証明書としてパスポートや原付免許を紹介していたが、2015年にマイナンバー制度が始まったため、顔写真付きの身分証明書はマイナンバーが最も安くて簡単に作れる。
パスポートと原付免許が安い
マイナンバーの次に、顔写真付きの身分証明書の中で安く作れるものはパスポートと原付免許である。
それぞれの特徴を紹介する。
パスポート:取得がとても簡単な身分証明書
取得方法
パスポートは各都道府県のパスポートセンターに行き、取得する。
必要な書類
- 一般旅券発給申請書
- 戸籍謄本または戸籍抄本
- 住民票の写し
- 写真
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、学生証等)数点
上記5点が全て必要。
取得までの実際の費用
- 収入証紙:2000円(10年用の場合)
- 収入印紙:1万4000円(10年用の場合)
- 写真:数百円
- 戸籍謄本:400円(自治体によって異なる)
- 住民票の写し:300円(同)
- 官製はがき:50円
- 交通費:数百円
合計1万7000円~2万円程度が必要である。
取得までの日数
申請窓口で申請してから受領までに、通常1週間程度かかる。パスポートを受け取る時は、本人がもう1度パスポートセンターに行くことになる。
有効期限
- 5年用:5年
- 10年用:10年
更新費用
- 5年用:1万4000円+交通費+住民票の写し+顔写真
- 10年用:1万6000円+交通費+住民票の写し+顔写真
取得のメリット
- お金を払えば簡単に取得できる
- 有効期限が長い
- 自動車運転免許の取得費用(20~30万円)に比べれば安い
取得のデメリット
- 訂正申請の手続きが面倒
- 大きさがクレジットカードより大きいため、携帯に不向き。
原付免許:取得・更新費用が格安の身分証明書
取得方法
原付免許は警察が管理する運転免許センターで取得できる。ただし、適性試験と学科試験に合格し、原付講習に参加する必要がある。
必要な書類
- 運転免許申請書
- 住民票の写し
- 写真
- 本人確認書類(パスポート、健康保険証、学生証等)
上記4点が全て必要。
取得までの実際の費用
- 試験手数料:1500円
- 交付手数料:2050円
- 原付講習料:4200円
- 試験勉強の書籍代:1000円程度
- 住民票の写し:300円(自治体によって異なる)
- 交通費:数百円
- 写真:数百円
合計9000円~1万円程度が必要である。
取得までの日数
原付免許の試験に合格すれば、免許証が即日発行される。
有効期限
- 通常のドライバー:3年
- ゴールド免許のドライバー:5年
更新費用
- 更新手数料:2550円 (地域により多少差がある)
- 講習手数料:優良=700円・一般=1050円・ 初回=1700円
優良ドライバーであれば3250円、初心者であれば4250円となる。
取得のメリット
- 取得や更新費用が格安
- 自動車運転免許の取得費用(20~30万円)に比べれば安い
取得のデメリット
- 試験を受け、合格する必要がある
- 試験勉強が必要
- 重大な交通違反(飲酒運転等)を犯すと免許は無効となる