高専生の仕事の見つけ方
高専独自の仕事の見つけ方を紹介。
たいていの学生は学校推薦で内定を取る
高専の求人倍率は10~20倍ある。つまり、学生1人につき10~20社からオファーがある状態だ。
高専に求人を出している会社は、当然ながら高専生を求めており、就職先をこのような会社に絞ることで的確に就職活動が行える。そのため、たいていの学生は学校推薦で内定を取る。
就職先を見つける一般的な方法は、高専に送られてくる求人票に掲載されている企業のパンフレットを見たり、就職説明会などで好みの会社を探すことである。
私の在籍していた高専では、図書館に求人情報が掲載されたファイルがたくさん所蔵されており、学内のパソコン内のファイルに卒業生らが作成した会社別の面接試験の様子や質問内容が公開されていた。
裏方法:教員と仲良くして仕事をあっせんしてもらう
教員の教え子が就職し、会社の重役になる例もある。また、共同研究等で会社と交流をしているため、高専の教員は会社の採用担当者とつながりがある。
特に年配の教員ほど会社とのつながりが太く、会社から「いい学生はいませんか?」等の相談を受けている。
そのため、クラスの教員や卒業研究の教員と良好な関係を持つと、仕事をあっせんしてもらえる場合がある。
ただし、学生の質が悪ければ教員の信頼性も失われるため、成績が悪い学生等はあっせんしてもらえない。私の知る限り、あっせんで就職した同級生はいない。