就職して待ち受けるお金の問題
下がり続ける収入、重くのしかかる税金、多額の奨学金返済・・。就職して社会人になれば、お金の問題が待ち受ける。
日本人の年収は下がり続ける
日本人の収入は下がり続けるで紹介したが、日本人の年収は年々下がり続けており、今後も下がることが予想されている。
(出典: PRESIDENT Online『1% -やっぱり!アベノミクスで「実質賃金」下落』)
グローバル化が進むにつれ、企業は賃金の安い国へ生産を委託するため、人件費や物価が世界で同じ水準に近づいている。
実際に、発展途上国では労働者の賃金が急上昇していく一方で、先進国では労働者の賃金が徐々に低下している。
世界的に見れば日本の賃金は非常に高いので、今後、日本人の収入はどんどん下がっていくでしょう。
また、年功序列と成果主義と年配者優遇、それぞれの未来で紹介したが、日本の労働環境は「年配者優遇の労働環境」であり、若者が一生懸命働いても、働いた分は年配の労働者に分配されるため、若者の給与や待遇は低い。さらに、経営危機の際は年齢の低い者ほどリストラされる。
重い税負担
働いたら負け!祖父と孫で1億円違う世代間格差で紹介したが、たとえ稼いだとしても、今の高齢者世代のために多額の税金が取られる仕組みになっている。
(出典:2030ビジョン・コミュニティ-世代間格差の現状と課題)
日本の場合、年収960万円までは多額の税金がかかる仕組みになっており、実際に手元に残るお金は大きく減る。
さらに年金はもっと悲惨だ。将来、平成生まれは年金をもらえない可能性が高いで紹介したが、今の若い人は将来年金がもらえない可能性が極めて高い。
つまり、今の若者世代は税負担が重いのだ。
重くのしかかる奨学金
収入が下がり続け、重い税負担がかかるにもかかわらず、就職して社会人になれば奨学金の返済が重くのしかかる。
しかし奨学金の滞納でブラックリストに掲載されるで紹介したが、奨学金を返済しなければブラックリスト入りになる。
大学へ進学することで、大きな負担が待っている
夢をかなえるために大学へ進学するのであれば素晴らしいことだが、何となく大学へ進学するのであれば時間とお金のムダである。将来、奨学金という大きな負担が待っているからだ。